アストロノミア レギュレーター

I

レギュレーターの起源は19世紀の製造工場に遡ります。時刻の読み取りを最適化するため、各表示は文字盤上の3箇所に分割されているので、レギュレーターといわれます。43mmのケースには大きなサファイアガラスがはめ込まれており、世界初の3D回転ムーブメントは、60秒で1回転します。このムーブメントには独立した時・分表示があり、リング状のセコンドダイヤルは1分で反時計回りに回転します。アストロノミア レギュレーターによって、ジェイコブ&コーはレギュレーターに画期的な解釈を加え、時計製造の伝統に独自のひねりを加えて再構築しました。

創造的なコンセプトからデザインのインスピレーションまで、鉛筆の最初の一筆から、何百回も繰り返し、他にはないタイムピースに命が吹き込まれます。驚異的なスピードと完璧な視認性、アストロノミア レギュレーターは、レギュレーターを3次元、そして21世紀に導入します。

II

アストロノミア レギュレーターは、ジェイコブ&コーがアストロノミア トゥールビヨンで培った垂直型回転式トゥールビヨン・ムーブメントの経験を生かしたものです。その回転速度は当初20分に設定されていました。2023年、ジェイコブ&コーは、回転速度が1分間に1回転するアストロノミー レボリューションを発表しました。アストロノミア レギュレーターのキャリバーJCAM56は、アストロノミア レボリューションの経験を基に開発され、回転速度は60秒で、3本のアームを備えています。1本は2軸フライング・トゥールビヨンで、残りの2本のアームは時刻表示専用です。3本アームの下に配置されているブルーと半透明のリングは、60秒で反時計回りに回転して秒を知らせます。1分で360度回転するというのは、非常に繊細なムーブメントに膨大なエネルギーを流す必要があります。その膨大な流れを調整するために、ジェイコブ&コーは特許を取得したコンスタントフォース装置を追加しました。これは時計に安定したエネルギー源を供給し、より正確な動作を助けます。

1分間でムーブメントが1回転 / 552個の部品 / レギュレーター表示 / フローティング・セコンドリング / 2軸フライング・トゥールビヨン / 高周波定力装置 / 48時間パワーリザーブ

III

アストロノミア トゥールビヨンは、絶え間ない動きと究極の精度を融合させたモデルです。手巻きの専用キャリバーJCAM56によって実現された、複雑機構で構成された天体の美しい動きをご堪能ください。

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1分間の回転運動

他のアストロノミアと同様、キャリバーJCAM56は、垂直で立体的な回転プラットフォームです。すべてのアストロノミア コレクションの中で最速で、60秒ごとに1回転します。ムーブメント全体を秒表示として使用することも可能です。

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レギュレーター
ディスプレイ

アストロノミア レギュレーターには、分表示のサブダイヤルと時間表示のサブダイヤルがあります。回転プラットフォームに取り付けられているため、これらも1分単位で回転し、放っておくと逆さまになり、視認性が確保できません。アストロノミア レギュレーターはディファレンシャル・システムを採用し、常に正位置の状態を保ち、視認性の確保を実現しました。

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フローティング
セコンドリング

ムーブメントの台座からは、長い金色の針が突き出ています。この針は、大きなドーム型の半透明のリング(秒目盛り)を指しています。このリングは60秒ごとに反時計回りに回転し、クリアで比類のない秒表示を実現します。

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2軸フライング
トゥールビヨン

第3のアームは1分間に1回転するフライング・トゥールビヨンです。垂直プラットフォームの一部であるため、2番目の回転軸を持ち、これも1分で1回転します。つまり、2軸フライング・トゥールビヨンなのです。

IIII

アストロノミア レギュレーターは、非常に精巧な時計工学の作品であり、その複雑さは目に見えないようになっています。それは、ジェイコブ&コーが誇る、爽快感、ユニークなデザイン、時計製造の性能、そして卓越した職人技を表しています。

V

ASTRONOMIA REGULATOR

ブルー

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