ストーリー    

アストロノミアは、21世紀の超高級時計製造を具現化したものであり、ジェイコブ＆コーの時計製造技術の象徴として世界的に認められているものです。前例のない大胆なコンセプトと完全な機械式構造により、アストロノミアは時計学的な偉業にとどまらず、複合的な工学的偉業として世界初となりました。

アストロノミア アート コレクションは、アストロノミアの素晴らしいサファイアクリスタルと貴金属ケースを使用しています。

アストロノミア4アーム縦型ムーブメントを搭載しながら、大胆なオリジナリティとデザイン、職人技を融合させた個性的な作品を、まるで舞台のように展示します。

アストロノミア アート パンダは、ホワイトゴールドに手彫りされ、手描きされた3匹のパンダが、竹の柱と一緒に遊んでいる様子を表現しています。パンダはアストロノミアムーブメントに絡み付いています。

高い芸術性を持つ高級時計作り

 

神話上の動物、海の生き物、歴史的な街並み、星座など、アストロノミア アートコレクションは、最先端のテクノロジーと旧世界の複雑な職人技、そして洗練された細密画を融合させたものです。その結果、アストロノミア トゥールビヨンの4つの衛星機構に収められた芸術作品は最高峰と呼ぶにふさわしいものです。

アストロノミア アートパンダでは、ホワイトゴールドの立体的なパンダと竹の柱をコンピュータで数ヶ月かけてデザインし、露出した4本のアストロノミアムーブメントの動作を妨げることなく、その中にフィギュアを収めることができました。その後、鋳造し、手彫りし、手描きします。3D彫刻は、露出した複雑なアストロノミアムーブメントの整合性を維持しながら、それぞれ命を吹き込まれるのです。

トゥールビヨン

トゥールビヨンはもともと、懐中時計の計時性能を向上させるために発明されました。アストロノミア トゥールビヨンは、200年以上の歴史を持つこの複雑機構を、息を呑むほど洗練された現代の複雑機構へと昇華させました。

アストロノミア アート コレクションのトゥールビヨンは、現代時計製造の最先端を行くものです。繊細な装飾が施されたケージの中には、ヒゲゼンマイ、ガンギ車、その他いくつかの重要な部品が収められています。この透かし彫りのケージを特徴とする卓越したトゥールビヨンは、2つの軸で同時に回転します。見事な仕上げが施された部品の集合体であり、巧みに組み上げられ、微調整されることで、アストロノミー・キャリバーは60時間のパワーリザーブを通じて正確な時を刻むことができるのです。

伝統的な1軸トゥールビヨンを彷彿とさせるように、軸が1回転するのに要する時間は60秒です。最先端の超近代的技術と時代を超越した時計製造の伝統を念頭に置いて設計されたこのモデルは、トゥールビヨンの新たな可能性を提示するものです。

ベースダイヤル

 

141個のバゲットダイヤモンド（合計3カラット以上）で覆われた台座の上で、アストロノミア アートパンダの3頭のパンダが遊んでいます。

カスタムメイド

 

カスタマイズとオーダーメイドは、創業当初から今日に至るまで、ジェイコブ＆コーの基盤となっています。このブランドは、ドラゴン、クモ、タコ、トラ、世界の都市など、数多くのアストロノミア アートを制作しています。ジェイコブ＆コーの販売店にお越しいただくか、直接ブランドまでお問い合わせください。

アストロノミア アートコレクションは、ブランドのアイコンとなっており、コレクターは次の作品を見るためにジェイコブ＆コーに注目しています。アストロノミア アートは、伝統的な手作業を現代的な方法で使用するというジェイコブ＆コーの取り組みを示す象徴となっています。

ジェイコブカット・ダイヤモンド

ジェイコブカットとは、ジェイコブ＆コーのタイムピースに使用されているダイヤモンドと宝石のシグネチャーカットです。このカットは、アストロノミア縦型ムーブメントのアームのひとつで常に存在感を示し、時には超大型時計の他の部分を飾ることもあります。それは、革新性、創造性、そして実行力を結集させた作品です。
288のファセットを持つ球状の宝石は、ジェイコブ＆コー独自のカットです。
ジェイコブ・カット・ダイヤモンドのカッティングは、最初は完成品の2倍の大きさの原石から始まります。ダイヤモンドの原石は、まず機械で最終的なダイヤモンドの大きさに近い球形にカットされます。その後、熟練した宝石カッターが手作業で石の形を整え、288面のファセットをそれぞれカットしながら、形を維持していきます。ここで課題となるのは、石が長方形の俵状になり、丸い形が失われることです。アストロノミア・コレクションに使用されるジェイコブカット・ダイヤモンドは完全に真球で有る必要があります。ムーブメントの安定性を保つために他の3つの衛星（時刻表示、3軸トゥールビヨン、マグネシウム製グローブ）と正確に同じ重さでなければならないからです。1カラットが標準サイズですが、ムーブメント内での使用方法によって他のサイズバリエーションも用いられています。
もう一つの課題は、ファセットの正確な寸法を確保することに有ります。ファセットを追加する際に、宝石カッターの石への圧力が少しでも強すぎると、ダイヤモンドが削り取られてしまい、球体が小さすぎて使えなくなってしまいます。こういった問題をクリアしながら行われるカッティングの工程には、少なくとも2週間もの時間がかかります。
ジェイコブ・カットは、アストロノミアコレクションにおいて、4本の垂直アームのうちの1本から伸びるダイヤモンドとして最もよく知られています。このカットは、他の要素や時計のテーマによって、さまざまな速度で回転します。あるいはカラーストーンに施される他、文字盤にも配置されます。

マグネシウム製地球儀

 

地球儀はマグネシウム製で、手塗りのブルーラッカーでコーティングされ、ローズゴールドの大陸で完成されています。4つの衛星の重さが全く同じでなければならないため、重量の統一を図るために行われたものです。

ケース＆クリスタル

 

アストロノミア アート パンダのケースは、特殊なカーブを描くフロントサファイアクリスタルの最も高い位置から、ケースの最も低い位置までの間の寸法が直径44mm、厚さ21mmとなっています。18Kホワイトゴールドとサファイアクリスタルで作られているため、壮大なキャリバーと内部のアートワークを自由に鑑賞することができます。

文字盤＆針

 

スケルトナイズされた文字盤のローマ数字は手彫りで、ブラックラッカー仕上げされ、バンブーグリーンに調色された手仕上げの針は、ジェイコブ＆コーのデザインによるものです。