エピックX バゲット

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2016年、エピックX・コレクションの発表とともに、ジェイコブ&コーは新たな方向性を切り開きました。新しい形状、新素材、そして新しい発想で、ブランドのエネルギーを反映するコレクションが誕生しました。デザインのインスピレーションは、未知で神秘的、そして魅力的な象徴である「X」の文字から得られています。この「X」が当時のブランドのエネルギーを象徴していました。

「エピックX バゲット」は、そのオリジナルデザインを洗練させたスタイリッシュかつエレガントに昇華させた作品です。「エピックX バゲット」は、伝統的なスケルトンウォッチの要素、ジェイコブ&コー独自の革新的なデザインアプローチ、そしてハイジュエリーの技術力を融合させたタイムピースです。ケースとムーブメントの境界を超えるかのように、外観と内面をつなぐデザインを実現しています。44mmケースのベゼルにはバゲットカットのホワイトダイヤモンドが並び、「X」字型のラグは立体感のあるデザインで統一されています。透明性、色彩、革新性というジェイコブ&コーのデザイン理念が、「エピックX バゲット」には凝縮されています。

創造的なコンセプトからデザインのインスピレーションへ。鉛筆の最初の一筆から何百もの試行錯誤を経て、他にはないタイムピースが誕生します。幾何学と自由、構造と発明、優雅さとオープンワーク。「エピックX バゲット」は、相反する要素が調和し、そこに彩りが添えられたデザインです。

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「エピックX バゲット」は、ケースとムーブメントが一体となったデザインを特徴としています。このモデルの設計には、「X」を中心にすべてが構築される独自の発想が求められました。光を取り込み、革新的な美しさを実現するための大胆なアプローチが取り入れられています。

「エピックX バゲット」のラグは、他に類を見ない特徴を備えています。その形状、傾斜、エッジのすべてが、このモデルのアイコンとなっています。これらのラグは、特別に設計されたスケルトンムーブメントと一体化したデザインで、縦に配置された2本のブリッジと、広がる空間を構築するフレームワークが際立っています。

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「エピックX バゲット」は、そのデザイン性が細部まで貫かれています。ムーブメントであるキャリバーJCAM02も同様です。機能的には、時・分を表示するシンプルなムーブメントですが、そのスケルトン構造は「X」の法則に基づいて設計されています。軽量で技術的、そしてその形状を中心にすべてが回るように構築されています。

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スケルトンムーブメント

キャリバーJCAM02は、エピックX・コレクションのために特別に開発されました。そのスケルトン構造により、最大限の透明性を実現しています。通常はプレートやブリッジとして一体化した部品も、大胆に中空化され、構造そのものがデザインの一部となっています。

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仕上げ

スケルトンムーブメントは通常、ムーブメントの自然な構造に基づいて設計されます。しかし、キャリバーJCAM02は視覚的なインパクトを追求してデザインされています。ムーブメントは2本の縦に伸びたブリッジによって支えられ、その間に重要な構成要素が縦に整列しています。文字盤側には、12時位置にオープンワークの香箱(バレル)、6時位置にはスケルトンブリッジ付きのテンプ(バランスホイール)が配置されています。これらすべての要素が一体となり、はっきりと視認できる構造を形成しています。

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ジェムセッティング

「エピックX バゲット」は、バゲットカットのホワイトダイヤモンドのエネルギーとラグジュアリーな存在感によって内側から輝きを放っています。そのベゼルは、ジェイコブ&コーが誇る宝石のセッティング技術の結晶です。一つひとつのバゲットカットダイヤモンドを見事なまでに美しく仕上げるためには、最高の職人技、最上級の宝石、そして卓越したノウハウが必要です。高度なインビジブルセッティング技法により、30年以上にわたるハイジュエリーの経験を活かした完璧に滑らかで継ぎ目のない輝く表面が生まれました。

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「エピックX バゲット」は、ジェイコブ&コーが誇るスポーツとラグジュアリーが融合した象徴的なタイムピースです。洗練されたデザインは、日常のあらゆるシーンに寄り添い、持つ人の個性を際立たせます。力強さと繊細さを兼ね備えたデザイン、スケルトナイズ構造のムーブメント、色彩の遊び心、そして優美な仕上げが、「エピックX バゲット」を比類なきコレクションへと昇華させています。

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Epic X Baguette

レインボー