ストーリー    

2014年に登場した「アストロノミア トゥールビヨン」が時計製造に革命を起こしたことに異論はないでしょう。しかし、それは必ずしもアウトドア派向けの時計とは考えられていませんでした。

それでも、スウェーデンの著名な探検家であり冒険活動家のヨハン・アーンスト・ニルソンは、ヒマラヤへの遠征の際にアストロノミア トゥールビヨンを持参したのです。 「私は、通常のアストロノミア トゥールビヨンを着用してヒマラヤ山脈に登りました。標高6,200メートル（ほぼ2万フィート）、気温マイナス30度という極限状態でした」と、ニルソン氏は言います。「アストロノミアをテストするために、登山に使用したのです。このような複雑な時計は繊細で壊れやすいと思われるかもしれませんが、どのような状況でも問題なく機能しました。氷壁を登り、ピッケルを持ち、岩や氷にぶつかりながらでしたが、非常によく持ちこたえました」。

ニルソンはセブンサミッツ（７大陸最高峰）を登り、172カ国と地球上の辺境の地を最も訪れ、Three Poles Challenge Expedition（スリー・ポール・チャレンジ）でギネスブックに登録されています。彼の旅と経験によって、気候変動とその影響を直接目にすることができました。現在、ニルソンは変革のための活動家として、人々を探検に導き、環境についての講演や映画制作を行っています。

パートナーシップ

ジェイコブ＆コーは、探検家であり環境活動家でもあるヨハン・アーンスト・ニルソンと提携しました。このコラボレーションでは、ブランドを象徴するアストロノミアに、地球の美しさを称え、地球が直面するリスクを強調する重要な要素を盛り込んだ特別バージョンを制作しました。

"Raising awareness about the dangers facing our planet is important, Working with well-known adventure activist Johan Ernst is a great way for our brand to get involved, and the new limited edition of the Astronomia Everest is really special."（地球が直面する危機について認識を高めることは重要です。有名な冒険活動家であるヨハン・アーンストと協力することは、私たちのブランドにとって素晴らしい取り組みです。アストロノミア・エベレストの新しい限定版は、本当に特別なものです。）とジェイコブ＆コー創業者のジェイコブ・アラボは述べています。

ニルソンは"I want this special timepiece to help make a change in the world, The Astronomia is the only watch I've ever had people ask me about while I am wearing it, so we will be starting conversations that hopefully will lead to change. The limited edition Astronomia Everest will spread the word about the fragility of our planet."（この特別な時計で、世界に変化をもたらす手助けをしたいです。アストロノミアは、私が今まで身に着けている物の中で、人に尋ねられた唯一の時計なので、私たちの会話に変化をもたらすことを期待しています。限定モデルのアストロノミア エベレストは、私たちの地球が儚いものであることを広めてくれるでしょう。）と語っています。

アストロノミア スカイをベースにしたアストロノミア トゥールビヨン エベレストはジェイコブ＆コーの象徴的な二軸重力式トゥールビヨンを4つの衛星のうちの1つに搭載し、他の衛星には回転する1カラット288ファセットのジェイコブカット・ダイヤモンド、時刻表示、回転するマグネシウム製地球儀が搭載されています。

アストロノミア専用キャリバー

 

ジェイコブ＆コーが設計し、独占的に供給するアストロノミアムーブメントは、時計製造に革命をもたらしました。2014年までトゥールビヨンは平面的なものばかりでしたが、アストロノミアは人々の高級時計に対する認識を一変させました。ジェイコブ＆コーは史上初めて、トゥールビヨンに多軸を追加し、常に動き続けるようにしたのです。魅惑的なムーブメント、アストロノミアは、時計製造の世界におけるアイコン的存在です。

ダブルアクシス（二軸）トゥールビヨン

 

この驚くべき時計には、4本のサテライトアームを備えたジェイコブ＆コーの象徴的な2軸トゥールビヨン・ムーブメントが搭載されています。トゥールビヨンは1本のアームに搭載され、60秒と2.5分の2軸で回転します。

2つ目のサテライトには288面体のジェイコブカット・ダイヤモンドが搭載され、30秒で1回転します。トゥールビヨンの真向かいにある第3のサテライトには時刻表示、第4のサテライトにはマグネシウムラッカー仕上げの地球儀があり、30秒で1回転します。

エベレスト山脈の岩石

 

時計の中央には、ニルソンが自らの手で採取してきたエベレストの岩の破片が取り付けられています。

北極&南極の水

 

アストロノミア エベレストには、ニルソンが北極と南極で実際に採取した水を透明なミニチュアバケツに入れて、地球をたたえ、そのはかなさを強調するためにデザインされています。時計を動かすと、「North Pole」「South Pole」と明記されたバケツの中で水が揺れ動く様子を実際に見ることができます。

スーパールミノバ塗料の地球儀

 

マグネシウム製の地球儀の海にはスーパールミノバが塗られており、夜には大陸が浮かび上がります。この地球儀は10分で一回転します。

ユニークなストラップ

 

アストロノミア エベレストには、夜光塗料を塗布した特殊なラバーストラップが装着されており、暗闇で光ります。

冒険の特典

 

購入者には、ニルソンと一緒にエベレストの岩石が発見された場所までヘリコプターで探検する特典があります。これにより、購入者とその家族は、ニルソンが体験したことを直接感じることができ、さらなるアクションの必要性を感じることができるのです。

ボックス

 

この特別なタイムピースのボックスは、エベレストを模しており、登頂を示す線が描かれています。箱を開けると、アストロノミア エベレストが氷に埋もれているように見え、スピーカーからはエベレスト山で録音された風の音が聞こえてきます。

チャリティープロジェクト

購入金額の10％が寄付され、即座に変化をもたらすことができるのです。「この特別な時計が、世界を変えるきっかけになればと思います」とニルソンは言います。「このスペシャルエディションは、私たちの惑星の儚さを広めることになるでしょう。

「売り上げの一部がチャリティーになることは、私たちにとって不可欠なことでした。変化をもたらすためには、私たち全員が行動を起こさなければなりません 」と、アラボは付け加えます。

アストロノミア エベレストは、地球の24時間に合わせた24本限定モデルで、18Kブラックゴールド製12本とブラックのCelestial Vault、18Kホワイトゴールド製12本とブルーのCelestial Vaultが用意されています。アラボ氏もニルソン氏も、この時計を所有できる一部の幸運な人たちだけでなく、もっと多くの人たちにこの時計が届くと期待しています。

「アストロノミアはとてもユニークで、誰もが魅了されます」とニルソン氏は強調します。「2つの極とエベレストというストーリーが加われば、人々は本当にこの時計に惹かれ、その噂を広めてくれるでしょう。」とニルソンは強調します。 この時計とエクスペディションと寄付の特別なパッケージの価格は、エベレストの高さ8,848mに合わせ、884,800ドルとなっています。

天体パノラマベースの文字盤

 

アストロノミア エベレストのベースとなる文字盤は、アストロノミア スカイの天球儀をイメージしており、スーパールミノバで満たされた繊細な模様の星座が、文字盤の黒に描かれています。

288ファセット-ジェイコブカット・ダイヤモンド

ジェイコブ＆コーは1986年の創業以来、貴石使用の最前線に立ち、数々の特殊なカットとセッティング技術を開発してきました。アストロノミア・トゥールビヨンのために、288ファセットのジェイコブカット・ダイヤモンドを開発しました。この特殊なカットは、限られた宝石研磨職人しか行うことができず、最初は完成品の2倍の大きさの原石からスタートします。まず、十分な大きさの原石を探し出し、純度、透明度、色が内外ともに最高品質であること、そしてインクルージョン（内包物）がないことが条件となります。もし、カット中にインクルージョンが見つかったら、そのダイヤモンドはすべて採用されません。

次に、宝石研磨職人が手作業で、ファセット（288面）をひとつひとつカットしていきます。この作業は、完璧な丸みと対称性が求められるため、ゆっくりと慎重に行わなければなりません。このとき、石が丸ではなく長方形になってしまう危険性があるのです。アストロノミア・コレクションに使用されるジェイコブカット・ダイヤモンドは、完全に球体かつ、他の3つの衛星（時刻表示、3軸トゥールビヨン、マグネシウム製地球儀）と同じ重さでなければなりません。

その際、カッターの力が強すぎると、ダイヤモンドが削られ、ボールの直径が小さくなってしまう。このカット作業には、少なくとも2週間はかかります。

288のファセットを持つ1カラットのジェイコブカット・ダイヤモンドを作るには、最初のラフダイヤモンドの半分以上をカットすることになります。

288のファセットを手作業でカットし、すべてが左右対称であること、そしてダイヤモンドが完全に球体であることを確認する複雑さが、アストロノミア・コレクションに使用されているジェイコブ＆コーのダイヤモンドを特別なものにしています。

アストロノミア・コレクションでは、1カラットのジェイコブカット・ダイヤモンドが30秒で一回転します。

ケース＆クリスタル

 

アストロノミアを象徴するサファイアクリスタルと18Kゴールドケースにより、この複雑で高度な時計製造のすべてを鑑賞可能となりました。ドーム型サファイアクリスタルのトップとカーブしたサイドはすべて手作業で研磨され、無反射コーティングが施され、すべてがクリアに見えるようになっています。

文字盤＆針

 

スケルトナイズされた文字盤は、アワーマーカーが「Everest」「North」「South」の文字に置き換えられ、手仕上げの針にはスーパールミノバが塗布されています。

要約:

-探検家／活動家ヨハン・アーンスト・ニルソンとの特別なパートナーシップ
-2軸トゥールビヨン・ムーブメント
-ニルソンが北極と南極で採取した実際の水を入れた透明なミニチュアバケツ
-エベレストから採取した貴重な岩石
-2288面体のジェイコブカットダイヤモンドとブルーラッカー仕上げのマグネシウム製回転式地球儀
-アストロノミアで初めて夜光を取り入れた作品
-購入金額の10％がチャリティーに寄付されます。
-購入者には、ヨハン・アーンスト・ニルソンと行くエベレストへの旅が含まれています。