ストーリー    

2014年にアストロノミア・コレクションが発表されたとき、ムーブメントを垂直方向に配置する再発明と、4つの衛星が常に回転する仕組みが注目を集めました。

しかし、「アストロノミア・コレクション」の発展に繋がったのは、全てを見せるサファイアクリスタルと貴金属製ケースの素晴らしさです。

そこで、ジェイコブ＆コーは、ケースの中に展示する特別なアート作品を開発し、その巨大なサファイアクリスタルケースをギャラリーとして使いながら、アストロノミアの素晴らしいムーブメントを見せる「アストロノミア アート」を開発しました。アストロノミア アートは、ドラゴン、タコ、クモなどの作品から始まっています。成功を収めたジェイコブ＆コーは、それ以降、毎年、アストロノミア アートコレクションを拡充し、大きな成功を収めています。

インドは、地球上で最も魅力的な場所のひとつです。この国を称えるのに、インドの文化と威厳に敬意を表した唯一無二のアストロノミア アート インディアを身に着ける以外に方法はないでしょう。手彫り、手描きの4つの建物が、アストロノミア アート インディアの2軸トゥールビヨン・ムーブメントの文字盤を美しく飾っています。

高い芸術性を持つ高級時計作り

アストロノミア トゥールビヨン インディアは、アベンチュリンの台座に、タージマハル、ロータス寺院、インド門、クトゥブ・ミナールというインドの象徴的なモニュメント4つを手彫り・手描きで立体的に表現した、ユニークなモデルです。

メティエ・ダール

これら4つのモニュメントは、伝統的なメティエ・ダールの職人による手彫り・手描きです。これらのミニチュア作品には、何時間もかけて手作業で描かれています。さらに、星空のような美しいガラス、アベンチュリンの台座にセットされています。

トゥールビヨン

トゥールビヨンは重力がムーブメントの精度に及ぼす影響に対抗するために回転する機構で、世界3大複雑機構として広く知られています。もともと上からも下からも固定された一軸回転の究極の複雑機構として発明されました。アストロノミア トゥールビヨンは、この220年以上の歴史を持つ革新的な発明をさらに壮大な形で表現しています。

アストロノミア・コレクションでは、トゥールビヨンをさらに進化させ、トゥールビヨンが回転する軸を追加しています。アストロノミア アートでは、トゥールビヨンが2軸（第1軸1分 / 第2軸2分半）で回転します。

4つの彫刻

 

この4つの建物（タージマハル、ロータス寺院、インド門、クトゥブ・ミナール）は、伝統的なメティエ・ダールの職人によって、手彫り、手描きされています。そして、星空のような美しいガラス、アベンチュリンの台座にセットされています。

タージマハル

 

インドを代表するモニュメント、アグラのタージマハルは1643年に完成し、ムガール帝国皇帝シャー・ジャハーンの妻、ムムターズ・マハルの墓を納めるために建てられました。シャー・ジャハーンの墓も内部にあります。

ロータス寺院

 

ニューデリーにある花の形をした建物は、Baháʼi House of Worship（バハー・ハウス・オブ・ワーシップ）です。蓮の花の花びらのような形をした27の独立した建物が、9面の寺院を形成しています。

インド門

 

ニューデリーにあるインド門は、第一次世界大戦と第三次アングロ・アフガン戦争で亡くなった7万人の英領インド軍を称える戦争記念碑です。

クトゥブ・ミナール

 

ニューデリーにあるミナレットと戦勝記念塔であるクトゥブ・ミナールは、レンガで造られたミナレットとしては世界で最も高いものです。幾何学模様と碑文で精巧に装飾されたこの塔は、1199年に建設が開始され、その後、何世紀にもわたって増築されてきました。

カスタムメイド

カスタマイズとオーダーメイドは、創業当初から今日に至るまで、ジェイコブ＆コーの基盤となっています。このブランドは、ドラゴン、クモ、タコ、トラ、世界の都市など、数多くのアストロノミア アートを制作しています。ジェイコブ＆コーの販売店にお越しいただくか、直接ブランドまでお問い合わせください。

アストロノミア アートコレクションは、ブランドのアイコンとなっており、コレクターは次の作品を見るためにジェイコブ＆コーに注目しています。アストロノミア アートは、伝統的な手作業を現代的な方法で使用するというジェイコブ＆コーの取り組みを示す象徴となっています。

ジェイコブカット・ダイヤモンド

ジェイコブ＆コーは1986年の創業以来、貴石使用の最前線に立ち、数々の特殊なカットとセッティング技術を開発してきました。アストロノミア・コレクションのために、288ファセットのジェイコブカット・ダイヤモンドを開発しました。この特殊なカットは、限られた宝石カット職人しか行うことができず、最初は完成品の2倍の大きさの原石からスタートします。まず、十分な大きさの原石を探し出し、純度、透明度、色が内外ともに最高品質であること、そしてインクルージョン（内包物）がないことが条件となります。もし、カット中にインクルージョンが見つかった場合、そのダイヤモンドはすべて採用されません。

次に、宝石カット職人が手作業で、ファセット（288面）をひとつひとつカットしていきます。この作業は、完璧な丸みと対称性が求められるため、ゆっくりと慎重に行わなければなりません。アストロノミア・コレクションに使用されるジェイコブカット・ダイヤモンドは、完全に球体かつ、他の3つの衛星（時刻表示 / 3軸トゥールビヨン / マグネシウム製地球儀）と同じ重さでなければなりません。そのため、このカット作業には、少なくとも2週間はかかります。

アストロノミア アートでは、1カラットのジェイコブカット・ダイヤモンドが30秒で一回転します。

マグネシウム製地球儀

 

4つの衛星の重さが全く同じでなければならないため、重さを一定にするために地球儀はマグネシウムでできています。地球は30秒で自転します。

ケース＆クリスタル

 

アストロノミア アートのケースは、直径50mm、厚さ25mmで、特殊なカーブを描くフロントサファイヤクリスタルの最も高い部分と、ケースの最も低い部分の間に位置しています。18Kホワイトゴールド製のこのケースの外周には、4つのサファイアクリスタル窓があり、素晴らしいキャリバーと内部のアートワークを自由に鑑賞することができます。

文字盤＆針

時刻表示サブダイヤルは、アストロノミア前面の4本のアームで構成されたプラットフォームと一緒に回転しながら、常に12/6の正しい位置を保つことができるディファレンシャルシステムで駆動されています。スケルトナイズされた文字盤のローマ数字は手彫りで、ブラックラッカー仕上げされ、手仕上げの針はガンブルーメタリックでジェイコブ＆コーのデザインによるものです。

要約:

 

-インドの象徴的なモニュメントを手彫りした3-D 18K

-アイコンの重力式2軸トゥールビヨン

-288個のファセット・ジェイコブカット・ダイヤモンドが30秒間で回転

-30秒で回転するマグネシウム製地球儀

-反射防止加工を施したドーム型サファイアクリスタル