ストーリー    

2014年にアストロノミア・コレクションが発表されたとき、ムーブメントを垂直方向に配置する再発明と、4つの衛星が常に回転する仕組みが注目を集めました。

しかし、「アストロノミア・コレクション」の発展に繋がったのは、全てを見せるサファイアクリスタルと貴金属製ケースの素晴らしさです。

そこで、ジェイコブ＆コーは、ケースの中に展示する特別なアート作品を開発し、その巨大なサファイアクリスタルケースをギャラリーとして使いながら、アストロノミアの素晴らしいムーブメントを見せる「アストロノミア アート」を開発しました。

アストロノミア アート グリーンドラゴンは、18Kホワイトゴールドとクリスタルサファイアのケースを舞台に、熟練の職人技と最新のデザイン技術を融合させた芸術作品を展示しています。18Kローズゴールドの彫刻を施したドラゴンが、バゲットダイヤモンドを敷き詰めたベース上のアストロノミアを象徴する4本アームのムーブメントの中で存在感を放っています。

アストロノミア アートコレクションは、ドラゴン、タコ、クモなどの作品から始まりました。成功を収めたジェイコブ＆コーは、それ以降、毎年、アストロノミア トゥールビヨン アート・コレクションを拡充し、大きな成功を収めています。

高い芸術性を持つ高級時計作り

神話に登場するドラゴンは、強さと力、栄光と幸運を象徴する壮大な生物です。18Kローズゴールドのドラゴンの制作には、高度な技術と旧世界の職人技が融合されています。

まず、詳細な図面が描かれます。承認されると、アーティストが精密なCAD（コンピュータ支援設計）レンダリングを作成し、ドラゴンがアストロノミア垂直ムーブメントの複雑機構の中で文字盤にきちんと収まることを確認します。このレンダリングをもとに、18Kローズゴールドの鋳造が行われます。この工程だけでも2カ月以上かかります。さらに3ヶ月かけて、職人がドラゴンのディテールを手作業で彫り込んでいき、すべての面を彫り、磨き上げます。さらに、18Kローズゴールドの鋳物に、職人が緑、赤、金のアクリル絵の具で約40時間かけて手描きします。

最後に、この彫刻は時計の完璧な機能を妨げないように注意しながら、ムーブメントの中に設置されます。

その時、ドラゴンは頭を上げ、燃えるようなルビーの目、そして真っ赤な舌を燃やして命を吹き込まれるのです。

トゥールビヨン

トゥールビヨンは、もともと懐中時計の計時性能を向上させるために発明されたものです。アストロノミア トゥールビヨンは、この220年以上の歴史を持つ複雑機構を、現代の洗練された複雑機構として息を呑むようなレベルにまで高めています。

アストロノミア アート ドラゴンの2軸トゥールビヨンは、現代の時計製造の最先端を行くものです。繊細な装飾が施されたケージには、バランスホイール、ヒゲゼンマイ、ガンギ車、その他いくつかの重要な部品が収められています。この透かし彫りのケージが特徴で、この卓越したトゥールビヨンは2軸で同時に回転します。見事な仕上げが施された部品の集合体であり、巧みに組み立てられて微調整が行われると、アストロノミア・キャリバーは60時間のパワーリザーブを通じて正確な時を刻むことができるのです。伝統的な1軸のトゥールビヨンである1軸目の回転にはちょうど60秒かかります。2軸目は2.5分で1回転します。

バゲットダイヤモンドベースダイヤル

このタイムピースのベースダイヤルには、202個のバゲット・ホワイトダイヤモンド（約8.37カラット）がインビジブルセッティングでセットされています。このように、文字盤全体がホワイトダイヤモンドで覆われた、非常に複雑で魅力的なタイムピースです。

カスタムメイド

カスタマイズとオーダーメイドは、創業当初から今日に至るまで、ジェイコブ＆コーの基盤となっています。このブランドは、ドラゴン、クモ、タコ、トラ、世界の都市など、数多くのアストロノミア アートを制作しています。ジェイコブ＆コーの販売店にお越しいただくか、直接ブランドまでお問い合わせください。

アストロノミア アート・コレクションは、ブランドのアイコンとなっており、コレクターは次の作品を見るためにジェイコブ＆コーに注目しています。アストロノミア アートは、伝統的な手作業を現代的な方法で使用するというジェイコブ＆コーの取り組みを示す象徴となっています。

アストロノミア アート
グリーンドラゴン
ビデオ

ジェイコブカット・ダイヤモンド

ジェイコブ＆コーは1986年の創業以来、貴石使用の最前線に立ち、数々の特殊なカットとセッティング技術を開発してきました。アストロノミア・コレクションのために、288ファセットのジェイコブカット・ダイヤモンドを開発しました。この特殊なカットは、限られた宝石カット職人しか行うことができず、最初は完成品の2倍の大きさの原石からスタートします。まず、十分な大きさの原石を探し出し、純度、透明度、色が内外ともに最高品質であること、そしてインクルージョン（内包物）がないことが条件となります。もし、カット中にインクルージョンが見つかったら、そのダイヤモンドはすべて採用されません。

次に、宝石カット職人が手作業で、ファセット（288面）をひとつひとつカットしていきます。この作業は、完璧な丸みと対称性が求められるため、ゆっくりと慎重に行わなければなりません。アストロノミア・コレクションに使用されるジェイコブカット・ダイヤモンドは、完全に球体かつ、他の3つの衛星（時刻表示 / 3軸トゥールビヨン / マグネシウム製地球儀）と同じ重さでなければなりません。そのため、このカット作業には、少なくとも2週間はかかります。

マグネシウム製地球儀

 

地球儀はマグネシウム製で、手塗りのブルーラッカーでコーティングされ、ローズゴールドの大陸で作られています。4つの衛星の重量がまったく同じでなければならないため、重量の統一を図っています。地球儀は30秒ごとに回転します。

ケース＆クリスタル

 

アストロノミア アート グリーンドラゴン 18Kホワイトゴールドのケースは、直径50mm、厚さ25mmで、特殊なカーブを描くフロントサファイアクリスタルの最高部からケースの最低部までの大きさです。ケースの外周には4つのサファイアクリスタル窓が設けられており、キャリバーや内部のアートワークを自由に鑑賞することができます。ケースの底面には、202個のバゲットホワイトダイヤモンド（約8.37カラット）がインビジブルセッティングで敷き詰められています。ラグには80個（約6.10カラット）のインビジブルセッティングのバゲットホワイトダイヤモンドが敷き詰められています。

文字盤＆針

 

スケルトナイズされた文字盤のローマ数字は手彫りで、ブラックラッカーで塗りつぶされ、手仕上げの針はガンブルーメタリックで表示されます。

要約:

手彫りによる18Kローズゴールドのドラゴンをケースに配置
アストロノミアの象徴である縦型4アームムーブメント
アイコニックな2軸トゥールビヨン
ジェイコブカットダイヤモンドが30秒ごとに一回転
マグネシウム製地球儀が30秒ごとに一回転
サファイアクリスタル（ドーム型 / 曲面 / 無反射加工）
ケースの底面には、202個のバゲットホワイトダイヤモンドをインビジブルセット